スプライト

korakurider2005-06-23

一昨日のアップデートで、アニメーションを簡単に実現するためのツール CSprite が新しく追加されました。
従来のeToysでアニメーションを作る場合は、以下を組み合わせていました。

  • 入れ物+カーソル位置を移動するスクリプト
  • 入れ物の中に置いた、個々の「コマ」となるモーフ
  • 入れ物のカーソル位置の画像投影先のモーフ

これに対してスプライトは、入れ物と画像投影先をいっしょにしたようなプレイヤです。ビュアーにAnimationというカテゴリがあり、その中に入れ物のような場所があります。そこに「コマ」をドロップするようになっています。(画像参照)

スプライトをeToys1の入れ物版と比較した場合、今日の時点では以下の機能の違いがあります。

  • カーソルを前後に動かす機能がないので、数式タイルが必要(そのうち機能が増えるかもしれません)
  • コマは常に原寸で表示されていて、黄ハロでドラッグすると現在表示されているコマそのものの大きさが変わる。eToysの時には投影先への投影倍率が変化していました。アニメーションを作るという観点では、投影する倍率も変化させる手段もほしいと感じました。

CSpriteは、元々のCBookの提案を簡素化して実現しています。もちろんCBookがなくなったわけではありませんが、たとえば、アニメーションのproductivity tool(CSprite)と、ものごとを複数の側面で表現するための一般化された手段とで、方向性を分けるのかもしれません。(ごめんなさい、勝手に想像しているだけなので無視してください)

従来の入れ物もありますが、http://d.hatena.ne.jp/korakurider/20050603/p1 に書いたように、普通のプレイヤに画像を代入投影する機能が不足しているので、eToysと同じやりかたでアニメーションを作ることは(少なくともタイルだけでは)今のところできません。