2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

JIS X0213:2004フォントを使えるようにする

とりあえず、UCS-2の範囲のみ正しく表示できるようにしてみました。 この画面例は、Windows XP上のSqueak内で、IPAフォント(JIS X0213:2004)とMS明朝(JISX0208)を設定したMorphに同じ文字列を(違った字形で)表示した例です。Windows Vistaは標準でJI…

DrGeoIIをgettext対応させる(開発環境編)

アップデート1716〜1719で、先月から開発してきた gettextエミュレーションエンジンがOLPC EToysのイメージに組み込まれました(id:propellaさんに感謝)。 これにより以下のことが可能になります。 イメージの外部に置いたMOファイル形式の翻訳データを実行…

JIS X0213:2004とエンコーディングタグ

大島さん・阿部さんのm17n paperによると、下現在の SqueakでJapaneseEnvironment>>leadingCharが返す5という値は、「Japanese (U)」と定義されています。どちらかというとCJKの区別をちゃんとつけて正しいグリフを得ることが目的のコードというように理解し…

JIS X0213:2004フォントを読む

id:korakurider/20071018/p1 では、Squeak でIPAフォントの JISX0213:2004準拠のものを開こうとして、現在のSqueakでは実装されていないデータ構造であることがわかりました。Windows XPでは 従来のJIS X0208のフォントを使えばよかったわけですが、Windows …

言語切り替えメニュー

翻訳処理をgettextエミュレーションに切り替えた環境で、言語切り替えのメニューを指示すると、言語の選択肢が表示されるまでに、私のそれなりに早いPCでも一瞬待たされる気がします。 調べてみると、LocaleID>>displayName で、'' という特別なキーワードを…

IPAフォントを試す

IPAが配布している「IPAフォント」は、これまでIPAのプロジェクトの成果物と同梱でのみ再配布が許可されていましたが、去る10月1日から、一般向けの配布が開始されました。http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/download.php 高品位フォントを自由に使えるこ…

誰とはなく進捗報告

test2/3ベンチマークのMessageTallyを落ち着いて読んでいて、まだ見直せる余地がありました。一番最後にお知らせしたtest2のロードは0.7秒くらいでしたが、見直し後の手元の環境でのシミュレーションでは 2/3くらいに短縮できました。Squeakだけだと多分これ…

gettext関係今後の課題

gettextランタイムは、プロトタイプ作りが先行していますが、「Linux標準だからそれを使えるようにしよう」というレベルで要件検討が止まっていて、現実の利用シナリオでどう使うのかという話が足りないと思います。 Hilaire Fernandesさんが OLPC EToys用 D…

gettext実行時サポートの目的とスコープの案

最終的な詰めをする前に、設計判断のためイメージあわせをしましょう >誰とはなく いったんTextDomainのことは忘れます。 開発者にとって何がうれしいか? OLPCは多くの言語のユーザで使われることを想定しており、翻訳データのメンテナンス作業が発生する…

OLPC EToysでひらがなロケール

OLPC版もベースは Squeakland2005(J)と同じコードベースですから、蜂須賀さんのhttp://www.smalltalk.jp/pipermail/squeak-ja/2006-June/002998.html の方法が適用できるはずです。調べてみると、その他に動的なロケール追加の機能があることがわかりました…

誰とはなく

既存のコードを読み直した結果、NaturalLanguageTranslatorを置き換えるのではなく、External Translationの一種としてMOサポートを組み込むのがもっとも座りがよさそうなので、その方向で書き始めました。そのためにはNaturalLanguageTranslatorのインター…