Sugar control panel

「コントロールパネル」という名前のくせにコマンドラインツール。
Wikiの中に説明があるのですが、実際に設定を変更して動作を確認してみます。

radioオプション: 無線LANのON/OFF

# sugar-control-panel -g radio     ; 現在の設定を確認する →on
# sugar-control-panel -s radio off    ; 無線LANを切る→LEDが消えます
# sugar-control-panel -g radio        ; →off

この後リブートするとまたONに戻ってました。

Airplane modeの手順と比べてみます。

# /sbin/rmmod usb8xxx         ; 無線LANのモジュールをアンロードする
# sugar-control-panel -g radio       ; NetworkManagerとDBUSで通信できないとエラー

残念ながらリブートするとまたONに戻ります。
無線LANがOFFにしたまま起動させるには、OFFにしてからサスペンドリジュームをするしかないのですが、現在のバージョンではサスペンドリジューム自体ができません。つまり現時点では、少なくとも日本国内ではXOを飛行機内で使うことはできないということになります。(Talk,回避策)

timezoneオプション:タイムゾーンの変更

USBからActivityをコピーしてインストールしようとすると、「ファイルのタイムスタンプが未来だ」というエラーが出ていたので、タイムゾーン設定がおかしいらしいことはわかっていました。これを修正します。

# sugar-control-panel -g timezone   ; Ameria/New_Yorkと表示された
# date                              ; Mon Dec 17 15:14:32 EST 2007
# sugar-control-panel -h timezone   ; 可能な設定値を確認する
# sugar-control-panel -s timezone Asia/Tokyo  
# date                              ; Mon Dec 18 05:20:18 JST 2007

これはリブートしても保存されていました。

languageオプション:言語の変更

私のB4はスペイン語モデルでした。これを英語に変更してみます。

# sugar-control-panel -h language   ; 可能な設定値を確認する (Japaneseもありました)
# sugar-control-panel -g language 
    ; Language for code = could not be determined と表示されました。
# sugar-control-panel -s language English/USA
# sugar-control-panel -g language   ; English/USAと表示されました

この設定はリブート後も残っていました。しかし残念ながらLinuxのブートシーケンスのメッセージには反映されていませんでした。Tracチケット切るべきかな?

nickオプション

XOの初回起動時に自分のニックネームを命名するのですが、これを変更することができます。

colorオプション

XOの初回起動時に、neighborhood/groupビューに表示される自分のXOアイコンの色をつけるのですが、これを変更することができます。ただ色をコマンドラインから色名や数値させるのは無理があります。

jabberオプション

neighborhoodビューなどのプレゼンス(他の人がオンラインかどうかの認識)は、Jabberサーバー(実際にはXMPPOLPC用の拡張を含む)によって提供されます。自分がぶらさがるサーバーを切り替えることができます。ローカルにJabberサーバーを立てる場合はこの切り替えが必要です。