Scratch新バージョンとutf-8/日本語サポート


OLPC PootleのScratchプロジェクトTESTからproductionになったと思ったら、utf-8をサポートする新バージョンがアナウンスされました。早速試してみました。

中身を見てみる

MITのScratchのサイトで公開されているバージョンはまだ1.2のままですが、OLPCのActivitiesのサイト今回公開されたのは1.3アルファ版です。XOバンドルの中身を解凍してみると、Pangoを使っているようです。
localesの下にひらがなも含めて翻訳データが入っています(id:abee2さん、ご苦労様でした)。不思議なのはlocalesフォルダの下に置かれているのはコンパイルされたMOではなくPOファイルそのものだということです。普通のgettextの使い方とは違うみたいですね。

XOで動かしてみる

日本語フォントをインストールしたupdate.1(703)のB4マシンに、XOバンドルをダウンロードしてインストールします。すると、普通に起動して言語を切り替えるだけで、日本語が表示されました。
XOの解像度にあわせて大きいフォントを使うようになっているので、問題なく読めます。大きいフォント用に画面レイアウトが設計されていないので、あちこち字が隠れたりしているのが残念です。
時間の都合でSCIMからの入力は試していません。