日本語Joyride環境を構築する

Sucrose8.1.5アナウンス)のテストのため、Joyride2208 で一通りの環境を構築した手順を、自分用にメモしておきます。
本当は、USBスティックにOSをインストールしてそこからブートできるはずなのですが、SugarがFedora9に移行してからその部分が動かなくなってしまっているので、今回は本体にクリーンインストールする手順です。翻訳のテスト目的なので、IMEのインストール手順は省略します。

Joyrideのクリーンインストール

コントロールパネルで言語を設定する

私のB4はmanufacturing dataの設定でデフォルトがスペイン語になっています。メッセージが全てスペイン語で訳がわからないので、言語を切り替えます。
言語設定を切り替える機能は、昔のOSでは sugar-control-panelという名前のコマンドラインツールでしたが、8.2の新機能としてGUIで操作できる、真のコントロールパネルが使えるようになりました。

アクティビティをインストールする

(2008/8/16追記:最新のJoyrideでは、SugarControlPanelの中にアクティビティをインストール・アップグレードする機能が追加されています。これを使ってインストールすることもできます)Update1以降に配布されているOSイメージには、ジャーナル以外一切のアクティビティが入っていないんので、インストールする必要があります。普通は、BrowseアクティビティでWikiページからダウンロードする方法が代表的ですが、Browse自体がまだ入っていません。
Bert Freudenbergさんがアクティビティをまとめてダウンロード・インストールするスクリプトを公開してくれているので、これを使います。

  • XOをUSBイーサネットアダプタを使って有線LANに接続
  • Ctrl+Alt+Neiberhoodで、コンソールを開く
  $ su - olpc
  # wget  http://dev.laptop.org/~bert/joyride-activities.py
  # bsh joyride-activities.py
  • Ctrl+Alt+Home でGUIに戻る

8.2の新機能で、Sugarのホーム画面は従来の固定のリング表示が廃止され、ユーザがお気に入りとして登録したものが表示される Favorite Viewと、インストールされている全アクティビティが表示される List Viewで表示されるようになりました。インストールした直後は Favorite Viewには何も表示されないので、まずはList Viewで確認します。

日本語フォントをインストールする

  $ wget http://jaist.dl.sourceforge.jp/efont/10087/sazanami-20040629.tar.bz2
  $ su -m
  Password:
  #
  # tar xjvf sazanami-20040629.tar.bz2 -C /usr/share/fonts
  # chown -R root:root /usr/share/fonts/sazanami-20040629
  # exit

Language Packをインストールする

(2008/8/1 V2のlangpackを使うように修正)
インストールされたsugarやアクティビティに翻訳データが入っていないことがあるので、追加インストールが必要です。
Language Packは、翻訳データだけをまとめてインストールするための自己解凍スクリプトです。Sayamindu Dasguputaさんが公開してくれているもので、Pootleのデータから毎日ビルドされています。

  $ wget http://dev.laptop.org/~sayamindu/langpacks_v2/8.2/ja_lang_pack_v2.sh
  $ su -m
  Password:
  # sh ja_lang_pack_v2.sh
  # exit

日本語表示を試す

この後Xを再起動し、言語を日本語に切り替えてみます。

XOをお持ちの方は、ぜひ試してみて、翻訳をレビューしてくださいね。