Outlook2003とPalmの同期

ずっと、Palm(DateBk3→古!)とOutlook2002をIntellisync4.7で同期させてスケジュール管理しておりました。仕事環境の変遷に伴う、先々代のOutlookからの順次バージョンアップの風雪に耐え、快調に使えていたのです。しかし、仕事の都合でOutlook2003に上げたことから歯車が狂い始めました。自分の後学のために、経緯を記録します。
自分のミスにかなりの責があるのですが、変に賢い機能や中途半端な実装のため、どんどん袋小路に追い込まれていくのは、面妖でいらだつ経験でした。

  • Intellisyncがサポートしていると疑わず、いきなりMS Officeをバージョンアップしてから、Intellisyncのバージョンアップが必要なことがわかり、急遽通販で購入。
  • 無事同期できるように見えていたのが、新たな問題発生。全日の予定をPalm側で登録するのに、0:00ちょうどというレコードで登録していたのが、Outlook側に作成されたレコードは、終了時刻が2032年頃というとんでもないもの。しかも、期間の値が変だったらしい。今までこの登録で問題になっていないので、Intellisyncの動きが変わったらしい。
  • しかも、予定表レコードのデフォルトにアラームが設定されていることに気がつかず、さらに再インストールでフィールドマップが初期化されていることを忘れてしまい、そのまま同期した結果、この変な予定レコードに、全部アラームが設定されてしまった。
  • そのまま日数が経過した後、アラームがどんどん上がり始めた。あわててIntellisyncフィールドマップを訂正、登録されてしまった予定表レコードのアラームを解除
  • スケジュール変更で予定表レコードを削除した。しかしアラーム解除を忘れて放置したままだった。
  • アラームが継続的にあがる現象が起き始めた。しかし、アラームに対応する予定表レコードを開くことができない。レコードを開けない原因は、Intellisyncで同期の結果、予定レコードに変な期間が設定されているためのようである。
  • アラームを機械的に削除すべく、Outlook VBA (VisualBasic)などというものをいじってみる。どのようなアラームが設定されているかを見るのには役にたったが、変なレコードについては、エラーになって消すことができなかった。
  • アラームだけ削除することはあきらめて、予定表のレコードを順次手作業で削除。これで相当数のアラームは消せた。
  • しかし、システム管理者側で設定したポリシーにより、アラームを解除する前に「削除済みアイテム」からもなくなっていた予定表レコードがあり、これに対するアラームをどうしても解除できない。システム管理者側に依頼し、予定表レコードを復活してもらったが、どこにいったかわからなくなってしまった。
  • 半分あきらめて、スケジュールを入れてPalmと同期したところ、問題のレコードがPalm側に復活した!これで変な内容になっていたのを直すことができた。再度同期して、Outlook側でアラームを無事解除。