TweakとSqueakの関係

http://d.hatena.ne.jp/squeaker/20050502#p1 でお答えをいただきました。コンセプトとか全体像が見えないまま、いきなりプログラミングTutorialが出てくるという経緯から、なにかもやもやしていたのが、ある程度言い切っていただけてすっきりしました。私は、ライブラリと言語が独立した(Smalltalkとは違う)世界から来た人間なので、混乱していた面もあります。
現時点での私の理解は次のようなものです。(妄想と紙一重ですから、これを読んだ方はあまり真に受けないで)

  • 言語とコンパイラSqueakにイベント駆動やField/Change Notificationの仕組みを追加。それらの機能を使わなければ、従来と同じSmalltalk。別の言語というよりは、昔のcfrontベースのc++に近いイメージ。
  • ライブラリ・フレームワーク:Morphicが排除されるので、画面関係はすべてTweakのフレームワークを使う必要がある。そのため、ツール類も全部Tweak版に置き換わる。画面と独立していれば、従来のものも使える。というか、従来のライブラリを下敷きに、進化的に環境を作っている。
  • VMSqueakと同じものを共用

私の最大の関心事は、ただでさえ開発にかかわっている人間は少ないのに、処理系が完全に別になることで、Squeak/Squeakland(→tweak)のコミュニティが分断されることになるのかということです。2つの世界での新しいアイディアや改良(当然 Bug fixも)を相互に取り入れることがたやすい世界になればと願っています。