SqL05雑感
いろいろ難しいですね。
リリースのタイミングについて
急ぐ理由:
- リリース版3.8とNihongo7が非互換ですから、早めに移行してしまいたい。
- 作っている人の関心はそんなに長くは維持できないので、短期集中でさっさと出したい。次のテーマに移りたい。
- バグ出しには時間がかかりますし、使ってもらわないと出ないですね。
急がない理由:
作り手の思いとは違って、eToys中心でやっている学校現場にとって、今のこのタイミングで乗り換える必然性はあまりないんですよね。やはり本家同様、新年・新年度で完全に切り替わると、いろいろ楽なんですが。
ただそうすると、日本の新年度を狙っているというeToys2とかぶりますね。
移行にかかる期間
N7の時の記録を調べてみると、
- 2005/3/22 開発者版リリース
- 2005/4/16 Windowsプラグインインストーラリリース
- 2005/6/24 現場での使用経験をfeedbackして、この日#100th update
- 2005/7/25 Macプラグインインストーラリリース
ということで、新年度を狙っても1学期中でだいたい切り替わるくらいです。
たとえば来週リリースしたとしたら、しがらみがない現場が年内で大体切り替わるくらい、しがらみがあるなら来年度までそのままでしょう。ということは、(仮にeToys2を無視したとして)だいたい6〜9ヶ月の移行期間を見込む必要があると思います。
移行の課題
- キットの公開方法。N7は少なくともまだ半年は使われるでしょうから、今リリースするとしたら、完全に並行して公開することになりますね。昔の阿部さんのページと違い、Squeakland.jpは(本家同様)唯一つのメインとなるバージョンを配布する構造になっていますから(細々とN6.1も公開されてますが)、日本用に見せ方を考える必要がありますね。
本家のように旧バージョンへのリンクも残さず、インストーラを置き換えてしまうのはできないでしょうし。
- プロジェクトの共有方法。Squeakland.jp/superは実験と称しつつどんどん使われているわけですが、この上にはN6.1、N7, 世界聴診器イメージ用の作品が、注釈などなしに置かれています。これにさらにSqL05が加わるわけで、ちょっとあれです。大島さんのメタデータのやつ?はもう日の目は見ないんですか?
当面どうするか
あくまで私の思いです。
Squeakland.jpでのN7の公開はそのままにしておいて、別の場所でさっさと出しちゃって、来年年明け〜3月にかけてSqueakland.jpでの見せ方を切り替えるのはどうでしょうか。日本国内で今SqL05への移行の必要を感じているのは、(eToysではなく)主としてSqueak上でいろいろ開発やっている皆さんなので、今はある程度割り切った限定的な出し方でもいいような気がします。
派手に出すなら、秋の某イベントのあたりを狙うのはどうでしょう。
残りの作業
某パッチのことをおいといたとして、日本向けで後何をすればいいんですかね?
- 日本向けパッケージをフォントロード済みで出すなら、フォントSARの置き場所の件は問題にならないですね。
- Localeリファクタリングパッチの最新のやつあてれば、だいぶ落ち着いたと思います。お借りしている某学校のやつも一応動くようです(この件は追ってメールで)。置き場やSuperSwiki(当時)は既に制覇したので、今回はN7よりずっと過酷なテストをしたと個人的には思います。