SecurityPlugin

※注意:以下はWin32用VMソースコードを読んで得られた情報です。他のアーキテクチャは調べていません。
Squeakland(.jp)で配布されている非開発者向けのキット(俗称プラグイン版)は、SecurityPluginが有効になっています。SecurityPluginが有効な場合、ネットワークなどからとってきた信頼できないコンテンツ(*.pr)は、ファイルアクセス等を制限した状態で実行されます。コンテンツは保存する際、Squeak.keysの暗号化情報で署名されています。自分が署名したコンテンツでなければ信頼できないものとして扱われます。
いったんアクセス制限状態に入ると、untrustedDirectory (いわゆるサンドボックス。通常 C:\My Squeak)以下のファイルしかアクセスできません。これは読み取り専用アクセスでも同じです。
したがって、実行環境にMOファイルを配置する方針は、以下の2種類しかとることができないはずです:

  • untrustedDirectory(つまりサンドボックス内)にMOファイルを置く。アクセス制限状態であってもオンデマンドでMOファイルをアクセスできる。
  • untrustedDirectoryは気にしないで、好きなところに置く。この場合アクセス制限状態になるとファイルを開けなくなってしまうので、実行時にオンデマンドでファイルをアクセスすることはできない。Squeak起動直後に必要なファイルを全てアクセスしておくことが必要。