Pootle実験メモ

  • Pootleが持つ主要機能は、POを 言語/プロジェクト/file.po の階層構造で管理するファイルサーバー というのが現実的な理解です。現状の編集画面は、トランザクション制御や排他制御なしに複数人で同じPOファイルを直接編集できるというだけです。バージョン管理機能との統合も、ファイルサーバーとしてのPootleからリポジトリへPO単位でコミットできる、その操作をWeb上から起動できるというだけです。単純な機能のツールですから、本格的に使うなら運用を工夫する必要があります。
  • あまりIEと相性が良くないみたい。Trac#5135の件以外に、POのダウンロードも問題を経験しました(Firefoxでは問題なし)
  • マージモードでアップロードしたらサーバーを落としてしまったみたいです。(管理者チームの皆さん、落としてしまってごめんなさい)ということで、マージ作業はオフラインでやるほうが安全です。
  • Pootleの中で作業を割り当てる機能は、単に担当するPOファイルを割り当てていくだけみたいです。現在のEToysの場合、POを分割していないので、この機能はまったく使えない。
  • 入力された翻訳を査読することを支援する機能がまったくないのはきつい。せめて、レコードの最終更新情報(だれがいつ触ったか)を記録・表示してくれれば追いかけることもできるのですが。ということでPOをダウンロードしてツールで前バージョンと比較するくらいしか手段がありません。
  • 以上より、やはりPootle側からコミットする先とマスターリポジトリを分けるのが安全だと思いました。