翻訳の件、つづき

gettextの位置づけ

実のところ私は、PO経由で翻訳を与える方式はまだあまり好きになれません。単純なダイアログの文言を翻訳するだけならあまり問題はないかもしれませんが、それがどこでどのように使われているかの確認が面倒だからです。「ソースコードがフラットファイルで管理される言語」に対して、Emacsのgettext用モード(?)とgettextを組み合わせれば、やっとLanguageEditor相当になるというだけで、gettextそのものはあまりフレンドリーとは感じません。実際、gettext exportsの出力を確認するとき、LanguageEditorでリテラル周辺のソースを探しているし。
だから、gettext経由であればSqueakのコードを知らなくても翻訳が作れるということはないと感じます。逆に、Squeakのことをあまりしらない人に翻訳をしてもらうためのチュートリアルが必要と感じた次第です。

イメージと翻訳データの同期

元々これが始まった際のBertさんのアイディアだと、Squeakイメージ中のリテラルをツールで切り出して翻訳データをつくることで、「使われていない翻訳データや翻訳漏れ」を排除できるという話でした。このような用途にgettextフォーマットはうってつけだと思います。しかし最初にpoが生成できるようになって以降、翻訳対象の文言(バルーンヘルプとか)を変更するようなchangeがいくつかアップデートストリームに流れていたと思うのですが、poへの同期はされていないですよね?
リリース前作業の中にこのプロセスはあるべきだと思います。(Squeakだとそこまで完全性を追求していないとは思いますが)

翻訳のデリバリ

結局、当面の trial-3?や squeaklad-OLPCは、poをイメージにインポートして提供することになったんですね?外部moだと、SecurityPluginをどうやってかいくぐるんだろうと結構興味しんしんだったんですが。