Sugarを日本語表示にする

翻訳チームの皆さんの成果をさっそく試させていただきました。また、翻訳チームの皆さんも作業の途中に同様のやりかたで成果物をテストすることができます。

やったことは、Sugarの言語を日本語に切り替えた後、単に日本語フォントと、コンパイルしたMOを入れただけです。後者の入れ方だけ書いておきます。

  • 翻訳作業は、Pootleの上で行われていますので、ここからPOファイル(翻訳データのソースファイル)。最終的にはXOのソフトウェアビルドにgit経由で取り込まれるのですが、Pootle上から作業途中のものをダウンロードするわけです。各Activityのファイルも入っているのですが、手始めにsugar.poを入れてみます。
  • ダウンロードしたPOファイルを、gettextツールセット中のmsgfmtコンパイルし、MOファイルを作成します。gettextツールはXO上にも標準で入っていますし、Windows機であればcygwin上などでも使えます。
msgfmt -o sugar.mo sugar.po
  • MOファイルをXO上の所定の場所にコピーします。MOの場所は、Activity用のものであれば、そのActivityがインストールされているところの locale/ja/LC_MESSAGES の下です。それ以外のソフトの場合は /usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES の下です。(jaは言語コード

やってみた感想として、ビュー表示のアイコンの吹き出しとかまだ追加で翻訳できる余地がありますね。翻訳作業の漏れより、Ship2のプログラムとUpdate1の翻訳データで動かしていることや、元々プログラムのソースコードで翻訳可能なように書かれていないのが主な原因と思います。おいおいJoyrideとの組み合わせでテストしてみたいと思います。