NHK海外ネットワークでOLPCが取り上げられる

阿部さんから告知があった、NHK海外ネットワークの特集を視聴しました。

  • スタジオにXOの実機がありました。直接借りたのかな?
  • 電源の話で、緑の手回し発電機を示していました。示されたのはWikiに掲載されている据付タイプとは違うモデルのようでした。これが「付属している」という説明をしていたのが惜しかったです。もしかしてペルーでは手回し発電機つきで導入したのでしょうか?
  • OLPC本部での風景。ベーキングテストをしているところをMary Lou Jepsenが説明していたのですが、MLJに「技術担当者」というキャプションがつけられてました。(Walterだけは名前とタイトルがつけられていました)
  • あの短い時間でオープンソースのことまで理解してもらうのはあきらめたようで、「地元の大学教授などが開発をしてきた」という説明はすこし残念でした。世界中に協力している人々がいること、日本にも少人数の協力者がいることを、記録としてここに残しておきます。
  • 番組のメインは、NHKの記者がペルーの学校を現地取材した内容でした。大都市の学校に出かけていくお金もなく途絶した地に暮らす子供たちが、インターネットで調べ物をしながら学習していくところをとらえ、プロジェクトが途上国の教育を変えていく可能性が報告されていました。
  • 今後の成功の鍵として、XOの価格のことと共に、対象国政府の取り組み姿勢が重要であることを述べていました。番組中でペルー教育省の人が、「パソコンの操作を学ぶことが目的ではない、子供たちが貧しさを乗り越えていく道具として役立ててほしい。いつの日かペルーが貧困から抜け出してよりよい国になればと思う」と述べていたことととあわせ、印象的でした。

インテルのこととかくだらない話は一切なしで、プロジェクトの目的に焦点を当てた、とてもよい内容だったと思います。