Vistaの流儀その他

さっそく id:propellaさんにコメントいただきました(ありがとうございます)。ファイルの配置以外に、今わかっていることをまとめます。(今後勉強が進めば項目が増えるかも。。)

  • インストーラ、およびUNINSTALL.EXEへの署名。Vistaではインストーラなど特権を必要とするプログラムを起動しようとすると、ユーザに確認を求めるダイアログが表示されます。しかし、署名されていないプログラムだと、ダイアログの内容はあたかも「怪しいけど本当にいい?」的な強い表現になります。リテラシやスキルがある大人がわかってやってる分には問題ないですが、学校のスタッフの方や子供さんがインストールする時には判断に困るでしょうね。「怪しいと言っているけど、これは無視していいよ」という「悪いこと」を子供に教えてなくても済むようにするのが正しいと思います。
  • インストーラ自身のマニフェスト指定。インストールされる実行ファイル(VM, UNINSTALL.EXE)については、file.exe.manifest というファイル名で作れば外出しにできますが、インストーラ自身はリソースに埋め込む必要があります。これは今のバージョンのNSISではまだ対応できていないみたいです。今のNSISを使うなら、生成したインストーラに Resouce Hackerなどのツールでマニフェストを埋め込む必要があるようです。MS御用達のInstallShieldならちゃんとマニフェストを入れられるみたいです。が、フリーのツールだけで開発したいですよね。
  • http://d.hatena.ne.jp/korakurider/20061128/p2 に書いた、ブラウザプラグインの対応。これを直すためにはVMの修正が発生します。この件の対応内容によって、VMに必要な管理権限レベルも決まってきます。
  • ブラウザプラグインのインストール。まだ勉強が足りないので具体性がなくて済みません。

http://d.hatena.ne.jp/korakurider/20061206/p1 に書いた、JIS X 0213:2004の対応も判断が難しいですね。この文字セットをサポートしていない環境のユーザさんと作品を交換できるようにするため、JIS X0213:2004の入力ができないのは当面制限事項のままでもいいかもしれません。でも、日本国の国語教育の方針が生んだ規格ですから、いつかはサポートが必要になるのではないかと思います。
サポートするためには、イメージ・VM双方のわりと大きな開発が必要になりますし、現在のWin32用とは別のインストーラにする必要があるかもしれませんね。